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北海道ほたての旬カレンダー|夏と冬、2つの旬を味わう贅沢

北海道のホタテは夏と冬、年に2度旬を迎える特別な味覚。産地や漁法ごとの特徴とおすすめの食べ方を旬カレンダーで徹底解説。

PROFILE
執筆者
ぎょれん販売株式会社 直販部部長
山田 健太
KENTA YAMADA
1977年生まれ。北海道根室市出身。2000年ぎょれん販売(株)入社から現在まで20年以上、通販業務を担当。趣味はキャンプ。
保有資格
食生活アドバイザー2級 / 中級食品表示診断士

【2025年最新】北海道ほたての旬カレンダー|夏と冬、2つの旬を味わう贅沢

「ホタテの旬はいつ?」と聞かれたら、多くの人が何となく「冬」をイメージするのではないでしょうか。年末やお正月などの寒い季節、鍋などの食卓に並ぶホタテは、冬の味覚と言えます。

しかし、日本最大のホタテ産地である北海道のホタテには、実は「夏」と「冬」、2つの旬があるのをご存知でしたか?

この記事では、様々なデータに基づき、1年を通して最高のホタテを楽しむための情報をお届けします。夏の旬のホタテは刺身で甘みを、冬の旬のホタテは加熱して濃厚な旨味を。それぞれの旬に合わせた、とっておきの食べ方もご紹介します。

北海道のほたては”旬が2度ある”

北海道のホタテには年に2度の旬が訪れます。これは、育つ場所や漁法、そしてホタテの生態そのものに科学的な根拠があります。

夏の旬(オホーツク海・宗谷沖)

宗谷岬の画像

冷たい海で育ったホタテが水揚げされる時期です。この時期のホタテは、産卵を控えているため身が厚く、貝柱がプリプリとして甘みが格別。刺身や寿司で生ならではの食感と風味を堪能するのに最適です。

冬の旬(噴火湾・野付半島沖)

野付半島の画像

旨味がぎゅっと詰まり、濃厚な風味を楽しめるホタテが出回る時期。冬の厳しい寒さの中で、ホタテは栄養分を蓄え、身に旨味成分をたっぷりと含みます。加熱しても身が縮みにくく、バター焼きや鍋物など、温かい料理にぴったりです。

北海道は圧倒的なほたて王国

北海道地図のイラスト

漁獲量で見る北海道の地位

農林水産省「令和6年漁業・養殖業生産統計」によると、令和6年のホタテ貝の海面漁業漁獲量は31万6,700トンとなっています。このうち北海道が占める割合は圧倒的で、日本のホタテ生産の中心的役割を担っています。

北海道が優位な理由

オホーツク海、噴火湾などの広大な海域で且つ、それぞれ異なる恵みを持っているからです。流氷が運ぶ豊富なプランクトン、栄養をたっぷり含んだ川水、そして冷たい潮流など、ホタテが育つための最高の自然環境が揃っています。

北海道の漁法と旬の特徴

ほたて漁の様子

まず前提として北海道では主に2つの漁法が使われています。

地撒き(じまき)方式 →オホーツク海・根室海峡地区

漁法:オホーツク海や根室海峡地区で行われる方法。生まれて一年育てた稚貝を海に放し、海底で2~4年間成長させて漁獲します。
特徴: 自然環境の冷たい潮流で育つため、身が締まり、筋肉質なホタテになります。初夏から秋が水揚げの最盛期で、産地では「冷凍ホタテ貝柱」や「干し貝柱」などに加工されることが多いです。

垂下(すいか)方式 →噴火湾・日本海側

漁法: 噴火湾や日本海で行われる方法。稚貝をロープ又はカゴに入れて海中に吊るし、1~2年かけてゆっくり成長させて漁獲します。
特徴: 海中に吊るされて育つため、身が柔らかく、旨味がぎゅっと凝縮されます。冬から春にかけて水揚げされることが多く、主に「ボイルほたて」「剥き身ホタテ」などに加工されています。

夏の旬(5〜9月):プリプリの甘みと歯ごたえを楽しむ

お皿に盛りつけたほたて貝柱の刺身

夏のホタテは産卵を控え、貝柱が肥大する時期。「生」で食べるのが美味しいと言われています。

オホーツク海(地まき)

北海道のイラストにオホーツク海の位置を記したもの

: 5月〜7月

特徴: 流氷が運んできた豊富なプランクトンを食べて育つため、貝柱は厚みがあり、とろけるような甘みが特徴です。

おすすめの食べ方: 新鮮なホタテは、刺身や寿司で食べたいもの。貝柱を厚めにスライスし、わさび醤油でシンプルに味わうことで、ホタテ本来の甘みと弾力を存分に楽しめます。

宗谷海域(地まき)

北海道のイラストに宗谷海域の位置を記したもの

: 7月〜9月

特徴: 日本海とオホーツク海が交わる宗谷海峡の強い潮流で鍛えられ、筋肉質でプリっとした歯ごたえが自慢です。

おすすめの食べ方: 宗谷のホタテは、コリコリとした食感を楽しむのがポイント。軽く炙ってから握る炙り寿司にすると、香ばしさとホタテの甘みが絶妙なハーモニーを奏でます。

冬の旬(12〜3月):とろける旨味と濃厚な風味を味わう

ほたてバター焼き

冬のホタテは、厳しい寒さの中で身を守るために、旨味成分をたっぷりと蓄えます。濃厚で深い旨味がこの時期の特徴です。

噴火湾(垂下)

北海道のイラストに噴火湾の位置を記したもの

: 12月〜3月

特徴: 内湾で穏やかな潮流の中、ロープに吊るされて育つため、身が柔らかく、旨味が濃厚。加熱しても身が縮みにくく、料理に使いやすいのも魅力です。

おすすめの食べ方: 噴火湾のホタテは、火を通すことでその真価を発揮します。ホタテバター焼きは定番中の定番。フライパンでサッと焼くだけで、ホタテ特有の食感と香りを楽しめます。

野付半島・根室(地まき)

北海道のイラストに根室海域を記したもの

: 12月〜3月

特徴: 厳寒の根室海峡で、4〜5年かけてじっくりと育つため、大粒で肉厚なホタテになります。地まきながらも、甘みと柔らかさを兼ね備えた、贅沢な味わいが特徴です。

おすすめの食べ方: 大ぶりな貝柱を活かした料理が醍醐味。中でもホタテフライはこの地域の名物料理。サクッと揚げた衣と肉厚ホタテが良く合います。

【図表】北海道ほたての旬カレンダー

産地漁法旬の時期特徴おすすめの食べ方
オホーツク地まき5月~7月貝柱が厚く、甘みが濃い刺身、寿司、カルパッチョ
宗谷地まき7月~9月潮流で鍛えられたコリっと食感寿司、炙り焼き、マリネ
噴火湾垂下12月~3月旨味濃厚、加熱しても縮まないバター焼き、蒸し焼き、グラタン
野付・根室地まき12月~3月大粒で万能、甘みと柔らかさのバランス刺身、フライ、バター焼き

青森県のホタテ事情

青森県のイラスト

青森県では陸奥湾を中心に養殖ホタテが盛んに生産されており、北海道に次ぐ産地です。

青森・陸奥湾(垂下)

: 4〜6月(特に6月が最盛期)

特徴: 穏やかな湾内で育つため、柔らかさと甘みが特徴です。身入りや旨味が最も増す6月18日は「陸奥湾ほたての日」として制定されています。

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まとめ

北海道のホタテは、夏と冬、年に2度の旬が訪れる食材です。

統計データが示すとおり、北海道は日本におけるホタテ生産の中心であり、異なる海域と漁法により、1年を通して様々な表情のホタテを楽しむことができます。

夏は、オホーツクや宗谷の冷たい海で育った地まきホタテが旬を迎え、プリプリの歯ごたえと甘みを堪能できます。一方、冬は、噴火湾や野付の海で育ったホタテが旬を迎え、とろけるような旨味と濃厚な風味を楽しめます。

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