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えびの旬はいつ?種類別の美味しい時期と失敗しない選び方を徹底解説

「えびってスーパーで一年中売ってるけど、本当の”旬”っていつなんだろう?」

そう思ったことはありませんか?

結論から言うと、えびの旬は「種類 × 天然か養殖か × 産地」の組み合わせで決まります。

この記事では、北海道で獲れるものを中心に人気のえびの旬や、美味しいえびの選び方などを北海道の生産者団体が運営する「産直ネットショップ 北海道ぎょれん」がわかりやすく解説します。

PROFILE
執筆者
ぎょれん販売株式会社 直販部部長
山田 健太
KENTA YAMADA
1977年生まれ。北海道根室市出身。2000年ぎょれん販売(株)入社から現在まで20年以上、通販業務を担当。趣味はキャンプ。
保有資格
食生活アドバイザー2級 / 中級食品表示診断士

えびの旬の傾向と「旬が分かりにくい理由」

なぜ「えびの旬」は分かりにくいのか?

一方で、「えびの旬はこれ!」と断言しにくいのも事実。それには3つの大きな理由があります。

理由1:冷凍技術と輸入の発達

スーパーでよく見る「バナメイえび」や「ブラックタイガー」。これらは主に東南アジアからの輸入・冷凍品です。現地で獲れた(養殖された)後、すぐに冷凍されるため、特定の「旬」を感じにくく、一年中安定して流通しています。

理由2:養殖えびの存在

「車えび」などは養殖も盛んです。養殖えびは、水温やエサを管理し、出荷時期を調整できます。例えば、お歳暮や年末年始の需要に合わせて冬に出荷のピークを迎えるため、天然もの(旬は夏〜秋)とは旬の時期が逆転することもあります。

理由3:資源保護のための「禁漁期間」と産地差

「桜えび」や「伊勢海老」のように、資源保護のために漁期が厳しく定められている種類もあります。ただし、禁漁期間は産地によって大きく異なります。

例えば伊勢海老の場合:

  • 三重県:5月1日〜9月30日が禁漁
  • 千葉県:6月1日〜7月31日が禁漁
  • 静岡県:5月15日〜9月15日が禁漁

このように、同じえびでも産地によって漁期が1〜3ヶ月ずれることがあるため、「全国共通の旬」を一言で表すことが難しいのです。

だからこそ、えびの旬は「種類 × 天然か養殖か × 産地」の組み合わせで考える必要があります。

【早見表】種類別えびの旬カレンダー

日本で人気の高い代表的なえびの旬を、カレンダー形式の早見表にまとめました。

※重要:旬は産地や天然・養殖の違いにより変動します。あくまで目安としてご覧ください

エビの旬カレンダー

【早見表】種類別えびの旬

日本で人気の高い代表的なえびの旬をまとめました。

※重要:旬は産地や天然・養殖の違いにより変動します。あくまで目安としてご覧ください。

北海道で水揚げされる主なエビ

甘えび 1〜2月の冬と、9〜12月の秋から初冬にかけて。産地によっては5〜6月の春から初夏も旬を迎えます。
ボタンエビ 1〜4月の冬から春先と、9〜12月の秋から初冬。特に春先と初冬が美味しい時期です。
北海シマエビ 年2回、6〜7月の初夏と10〜11月の秋に訪れます。

北海道外を中心に水揚げされるエビ

桜えび 春漁(3〜6月)と秋漁(10〜12月)の年2回が旬。駿河湾の風物詩として知られています。
車えび(天然) 旬は6〜8月の夏場に限られます。
車えび(養殖) 旬は1〜2月と11〜12月の冬場。年末年始の需要に合わせて出荷されます。
伊勢海老 旬は1〜4月と10〜12月。ただし産地により漁期が大きく異なるため、地域ごとの確認が必要です。

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種類別の旬とおすすめの食べ方

ここからは、旬カレンダーで紹介したえびについて「どの時期に、どう食べると一番おいしいか」を具体的に解説します。

甘えび(ホッコクアカエビ):北海道は通年!でも“冬の甘さ”は別格

甘えび

旬:北海道ではほぼ通年水揚げあり(特に晩秋〜冬が美味)

北海道はエリアを変えながら一年中漁が行われていますが、海水温がぐっと下がる秋から冬(9月〜2月頃)にかけては、身がキュッと締まり、甘みが最も強くなります。

特徴:

その名の通り、口に入れた瞬間に広がる濃厚な甘みと、ねっとりした食感が特徴です。鮮やかな赤色と形が赤唐辛子(南蛮)に似ていることから、「南蛮エビ」と呼ばれることもあります。鮮度が良いものほど、身に透明感があります。

おすすめの食べ方:

  • お刺身(王道): シンプルにわさび醤油で。または塩とレモン(もしくは、すだち)で食べると、甘みがより際立ちます。
  • 甘えびユッケ: 殻をむいた身を、卵黄・醤油・ごま油で和えるだけ。お酒のおつまみにも、ご飯のお供にも最高です。
  • 頭は捨てないで!: 頭は素揚げにして塩を振るか、味噌汁のだしに使いましょう。濃厚な「えび味噌」の旨味が溶け出します。

ボタンエビ(トヤマエビ):春先と初冬が旬!大ぶりで濃厚な“王道の甘さ”

ボタンエビ

旬:春先と初冬の年2回

北海道では3月に漁が解禁され、4月頃に最盛期を迎えます。また、秋から初冬にかけても良質なものが水揚げされます。オスは身が締まる春先、メスは卵(内子)を抱える秋と、季節ごとに違った味わいが楽しめます。

特徴:

大ぶりで食べ応えがあり、ねっとりとした濃厚な甘みと、頭に詰まった味噌が絶品です。

おすすめの食べ方:

  • お刺身: まずは背ワタを丁寧に取り、そのままの甘さを堪能してください。
  • しゃぶしゃぶ: 頭と殻でとっただし汁に、身をさっと数秒くぐらせます。半生の状態にすることで甘さがぐっと増します。
  • 頭の味噌: 頭の味噌は、軽く焼くか、味噌汁やパスタソースに加えると深いコクが出ます。

北海シマエビ(ホッカイエビ):初夏と秋、“塩ゆで”が引き出す濃厚な味

北海シマエビ

旬:初夏(6月中旬〜7月中旬)と 秋(10月上旬〜11月上旬)

北海道の限られた地域(野付半島、サロマ湖など)でしか獲れない、希少なえびです。漁期は年2回、それぞれ2週間〜1ヶ月程度に限られます。

特徴:

生きているときは緑がかった褐色ですが、茹でると鮮やかな赤色に変わります。加熱することでプリッとした食感が生まれ、凝縮された濃い甘さが引き出されます。

おすすめの食べ方:

このえびは、水揚げ直後に絶妙な塩加減で茹で上げる「塩ゆで」が基本かつ至高の食べ方です。

  • まずはそのまま:
    漁獲量が少ないため、産地ではゆでたてが生鮮品として並びますが、これが格別です。産地以外では鮮度を保った「急速冷凍品」が主流となります。 どちらも程よい塩味がついているので、殻をむいてそのまま食べるのが一番。
  • 冷凍品の解凍:
    冷凍品の場合、電子レンジは絶対NG。ジッパー付き袋に入れて流水解凍するか、冷蔵庫でゆっくり自然解凍しましょう。
  • 頭と殻のだし:
    食べた後の頭と殻は、ぜひ味噌汁に。えびの旨味が詰まった濃厚なだしが出ます。

桜えび:春と秋の”二度おいしい”旬

桜えび

旬:春漁(3月中旬〜6月上旬)と 秋漁(10月下旬〜12月下旬)

日本では駿河湾(静岡県)でしか漁獲が許可されておらず、非常に貴重なえびです。産卵保護のため、6月11日から9月30日までは採捕禁止期間となっています。

特徴:

小さく美しいピンク色。殻ごと丸ごと食べられるため、カルシウムやアスタキサンチンなどの栄養を効率よく摂取できます。

おすすめの食べ方:

  • 生・釜揚げ: 獲れたての旬の時期しか味わえない特権です。生姜醤油や酢の物、サラダのトッピングに。
  • 天日干し(素干し): 旨味と香りが凝縮されます。定番のかき揚げ、お好み焼き、炊き込みご飯に入れると、香りが一気に華やぎます。
裏ワザ
干し桜えびのヒゲが気になる場合は、水を張ったボウルで割り箸をくるくる回すと、ヒゲだけが箸に絡みついて簡単に取れます。

車えび:天然は夏〜秋、養殖は冬〜初春

天然の旬:夏〜秋(6月〜8月)

天然ものは、この時期に殻が柔らかくなり、身が引き締まります。

特徴:

加熱すると甘みがぐっと増すのが最大の特徴。プリプリとした食感は「えびの王様」と呼ばれるにふさわしい風格です。

おすすめの食べ方:

  • 天ぷら・フライ: 高温の油で揚げることで、香ばしさと甘みが引き立ちます。
  • 塩焼き・塩ゆで: シンプルに火を通すだけで、素材の良さをストレートに味わえます。
注意点
車えびは鮮度が落ちやすいため、家庭で刺身にするのは難易度が高め。基本的にはしっかり火を通すのがおすすめです。

伊勢海老:秋〜冬の”ごちそうの王様”

伊勢海老

旬:秋〜冬(産地により異なる)

産卵期が終わって身が最も引き締まり、甘みが強くなるのが秋から冬にかけて。ただし、禁漁期間は産地によって大きく異なります:

  • 三重県: 5月1日〜9月30日が禁漁(10月1日解禁)
  • 千葉県: 6月1日〜7月31日が禁漁(8月1日解禁)
  • 静岡県: 5月15日〜9月15日が禁漁
  • 和歌山県: 5月1日〜9月30日が禁漁
  • 徳島県: 5月15日〜9月15日が禁漁

特徴:

なんといってもその豪華な見た目と、ぷりっと弾力のある身。濃厚な味噌もたまりません。

おすすめの食べ方:

  • お刺身: 獲れたてならまずはこれ。身の甘さと弾けるような食感をダイレクトに楽しめます。
  • 鬼殻焼き(おにがらやき): 半割にして、味噌や醤油だれを塗りながら殻ごと焼きます。香ばしさと旨味が凝縮された、贅沢な一品です。
  • 味噌汁: 頭と殻だけで、非常に濃厚で上品なだしが出ます。身を食べた後の「締めの楽しみ」です。

スーパーで失敗しない!「生食用」と「鮮度」の見極め方

「お刺身で食べたいけれど、このえびで大丈夫かな?」 そんな不安を解消するために、まずは「生で食べられるえび」の確認方法と、鮮度の見極めポイントを押さえましょう。

刺身で食べるなら必須!「生食用」選びの鉄則

スーパーでえびを選ぶ際、生で食べるなら以下の2点を必ず確認してください。

1.ラベルの表示を確認する

パッケージに「刺身用」「生食用」と明記されているもの以外は、いくら新鮮そうに見えても生食は避けてください。加熱用は菌数の基準が異なります。

2.「透明感」があるか

生でおいしいえびは、身が透き通るような飴色やピンク色をしています。

  • 良い例: ガラスのように透き通り、ツヤがある。
  • 避ける例: 全体的に白く濁っている、またはドロっとしている。(鮮度が落ちているか、解凍に失敗しているサインです)

鮮度の良いえびを見極める「目利き」ポイント

生食用・加熱用にかかわらず、おいしいえびを選ぶためのチェックポイントです。

頭や尾が黒ずんでいないか? えびは鮮度が落ちると酵素の働きで黒く変色します。特に頭と胴体の付け根が黒ずんでいるものは避けましょう。
目が澄んでいるか? 魚と同じく、えびも新鮮な個体は目が黒く澄んでいます。濁っているものは時間が経っています。
身が痩せていないか?(殻との隙間) 殻と身の間にスカスカの隙間があるものは、水分や旨味が抜けて身が痩せています。殻の端まで身がパンパンに詰まっているものを選びましょう。
ドリップ(汁)が出ていないか? トレイの中に赤い汁(ドリップ)が溜まっているものは、旨味が流出しており、臭みの原因になります。

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よくある質問

「値段が安い=旬」ってこと?
必ずしもそうとは限りません。
旬で水揚げ量が増え、安くなるケースはもちろん多いです。しかし、伊勢海老や車えびのように「お歳暮・おせち料理」など、特定の時期に需要が爆発的に高まるえびは、旬の時期であっても高値で取引されることがあります。
刺身用のえびを加熱しても大丈夫?
もちろんOKです。
「刺身用」とは、「生で食べられる鮮度の良さ」の証です。むしろ鮮度が非常に高いので、加熱してもおいしく仕上がります。贅沢な使い方ですが、おすすめです。

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まとめ:えびの旬を味方にすると、食卓がもっと豊かになる

甘えび丼

今回はえびの旬について、種類別の美味しい時期や選び方、おすすめの食べ方を解説しました。

「今日は甘えびが旬だから刺身にしよう」

「夏なら天然の車えびで天ぷらもいいな」

そんな風に、季節に合わせて食材を選べるようになれば、食卓がより楽しくなるでしょう。

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